ブログ

おばんざい? いいえ、「ゆばんざい」です

2014年11月18日

こんにちは、スタッフの桑原です。

抹茶や漬物、京野菜など、京都の名物はたくさんあるのですが、京都に住みだしてから頻繁に口にするようになった物のひとつに「湯葉」があります。

湯葉というと、大豆の淡い色をしていて、京都府外に住んでいらっしゃる方にとっては、なんとなく老舗の料亭で出されるイメージがあるかもしれません。
最近、そんな湯葉のイメージを変えてしまうようなお店に出会いました。
「ゆばんざい こ豆や」さんです。

そもそも、「ゆばんざい」って何なんだと不思議に思われるでしょうか。京都では昔ながらの家庭料理のことを「おばんざい」と呼びます。お浸しやつくだ煮、煮っころがしなど、お母さんの味なわけです。(前回のブログでもご紹介しましたね)
そんな「おばんざい」を、湯葉を使って1つの立派な懐石料理のようにしてしまったのが「こ豆やさん」の「ゆばんざい」です。

私が訪れた時はお昼をまわっていて、遅めのランチでした。
注文したのは「湯葉御膳」です。(ほら、なんかもう名前が立派ですよね!)

★メニュー★
引き上げ湯葉のお造り
汲み上げ湯葉のお造り
サラダ、金ゴマ豆腐、おから
湯葉の炊き合わせ
メイン料理(あげ湯葉とナスのお浸しでした!)
ミニ湯葉丼(汲み上げ湯葉の丼か、引き上げあんかけから選べます)
香物、椀物

湯葉だけでこんなにもバラエティが豊かなのかと本当にびっくりしました。
特に引き上げ湯葉のお造りには、昔ながらの黄色大豆の生湯葉に加えて、栄養価が高く体に良いと言われている「黒豆」の生湯葉と、緑色の大豆から作られた枝豆色の湯葉がありました。お肉やお魚は一切使われていないのに、食べごたえがあって、大豆だから健康にも良い。見た目も楽しい上に、お腹にも優しい。湯葉最高!

今まさに京都は紅葉の季節です。紅葉狩りのついでに、彩り豊かな湯葉はいかがですか?