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桃栗三年、柿八年。柚子は遅くて十三年!

2015年12月28日

こんにちは、スタッフの桑原です。

年の瀬を迎え、今年も残すところあとわずかになりました。

毎月更新を目指していたブログもすこしおとなしくなってしまうくらい、本年はたくさんのお客様とお仕事をさせて頂きました。
ありがとうございました。

さて、今回は12月の日本にふさわしい行事をひとつだけ、取り上げたいと思います。

12月22日、一年のうちでもっとも太陽の位置が低く、「お昼」の時間が最も短くなります。
今となっては、健康を願って柚子湯に入ったり、かぼちゃを食べたりする習慣で知られていますが、元々は、冬至を境に翌日から日が長くなることから、太陽が生まれ変わる日として祝われてきたようです。

ではなぜ、今柚子湯とかぼちゃが有名なのでしょうか?

■柚子湯
たくさんの説があるそうですが、実は厄払いするためと言われています。
柚子は冬が旬の植物、香りが強く邪気がおこらないという考えがあったようです。
また柚子は実るまでに長い年月がかかるそうで、長年の苦労が実るように、との願いも込められています。

私もゆず湯にはいりましたが、ぽかぽか体が温まり、香りも良くリラックスできました。

■かぼちゃ
冬至には「ん」のつくものを食べると、「運」がくると言われています。
にんじんやだいこんでも良いというわけですね。

かぼちゃを漢字で書くと「南瓜(なんきん)」。
「ん」が付いているうえに、陰(北)から陽(南)へ向かうことを意味していて、とても縁起が良いのだそうです。

何気なく行ってきた日本の習慣と文化ですが、こうやって改めて調べてみると昔の人の知恵や願いが受け継がれていて、とても楽しいと思いました。

いつも読んでいただきありがとうございます。2016年が皆様にとって、良いお年となりますように。