ブログ

ケーキ屋さんでもあり、果物屋さんでもある

2014年8月18日

こんにちは、スタッフの黄です。

「Qu'il fait bon(キル フェ ボン)」
フランス語で「なんていい陽気なんだろう!」という意味があります。

皆さんもうお分かりだと思いますが、これは単なる感嘆文や賞賛の言葉ではなく、ものすごく人気のあるケーキ屋さんの名前です。
東京以外、大阪、京都、福岡など、日本全国にお店があり、フルーツタルトで有名です。しかも、店舗限定や季節限定のフルーツタルトがあり、今の季節はメロン、もも、マンゴーなど夏のフルーツの限定タルトが販売されています。

東京には何店舗もある「キル フェ ボン」ですが、ホームページで各店舗の情報を見ると、京都店は唯一川沿いにある1店舗で、木屋町三条、高瀬川のすぐ隣でした。
高瀬川といえば、京都の桜の名所のひとつで、以前スタッフの桑原が春に書いた木屋町の桜は、この川沿いに連なっています。高瀬川には京都にとって重要な歴史があります。この川は、江戸時代、当時の豪商により物流用として開削された運河でした。京都の中心部と伏見を結び、鴨川から宇治川まで流れ、人々はこの川を使って酒や野菜を運んでいたのです。1920年まで約300年間物資運送に利用された高瀬川は、人々の生活を支えました。
森鴎外や数々の小説にも登場する、雰囲気の良い川です。

「キル フェ ボン」はお持ち帰りのみの店舗と、店内にカフェスペースがある店舗がありますが(京都店はどちらもOK)、カフェは並ぶことがよくあります。休日なら尚更、いつもよりもっと混んでしまい、待ち時間30分は普通です。以前週末に、たまたま大阪店の前を通った時は、およそ2、30人が並んでいました…
この間、京都店に行った時は、時間はまだちょっと早かったからか、空席がありました。しかも、窓側の席で、高瀬川を見ながら、スイーツを楽しめました。
座ったばっかりだったのに、既に外で席を待って並んでいる人の姿が見えました…

注文する前、様々なフルーツタルトがはいっているショーケースを見て、どれにするか悩んでいました… 大袈裟ではなくて、そのショーケースを5、6周まわって、10分ぐらい考えた後、やっと決めました… 季節限定のものにしようかな、旬の果物は一番美味しいはずって思っていたし、メロンもすごく美味しそうに見えて、食べたかったのですが、1ピース1400円!店舗限定のものも私が一番好きなフルーツではなく…結局定番メニュー、私が大好きなベリー系の「赤いフルーツのタルト」にしました。

赤いフルーツといってもたくさん種類がありますが、実は6種類のベリーがはいっているタルトのこと。イチゴ、ブラックベリー、ラズベリーなど、甘酸っぱくておいしかったです。しかも、フルーツたっぷりで、スイーツといっても、ちょっとフルーツを食べるような感じなので、スイーツを好きでも、ヘルシーな食生活を心掛けている方にとってはありがたいですね。