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高級コロッケを京都で楽しむ

2014年7月29日

こんにちは。スタッフのベッグスです。本日よりブログの仲間入りです。
宜しくお願いします!

日本のコロッケ。もちろん皆さんはご存じだと思いますが、ひき肉やクリームソースで味付けされるマッシュポテトを揚げた物。フランスの「クロケット (croquette) 」と呼ばれる揚げ物料理が起源とされているようです。

海外では、日本のアレンジ力が注目されています。日本は、海外のものを輸入し、日本の文化や風習にあうようにアレンジして作り直すのが得意だと思います。(例を挙げると、カレー、パン、電車など。)コロッケもその一つです。

日本では、コロッケはほぼどこにでもありますよね。スーパー、コンビニ、食堂、コロッケの屋台を見たこともあります。実はこのコロッケ、海外にはない日本独特の料理だとご存じでしたか?正直、私は母国のアメリカで日本のコロッケのようなものを食べたことがありません。私が食べたことがあるアメリカ風のクロケットは「かにケーキ」、「ハッシュパピー」という揚げ物料理ですが、日本のコロッケと全く違います。ですから、はじめて日本でコロッケを食べた時は、ものすごく美味しかったです。

こんなにも美味しいコロッケですが、美味しさに関わらず、なんとなくB級グルメに過ぎないイメージがあります。

そこで、京都が活躍します。京都は昔から老舗の歴史があり、普通のものを高級にするのが得意です。そんな歴史あるクリエイティブな街で、コロッケ専門店の「西冨家」が誕生しました。

西冨家コロッケ店は京都の中央にあり、河原町通に沿っています。お店はとても小さいのですが、フランスの田舎にありそうな外観でよく目立ちます。着いた時は夕暮れのちょっと前でしたので、あたたかいオレンジ色の光が大きな窓を通して道にこぼれてきていて、とても魅力的でした。お店に入ってみたら、アイスクリーム屋で見るようなショーケースがあって、中には揚げる前のコロッケがいっぱい!

コロッケの種類はいくつかあって数分悩みましたが、二つの味を注文しました。「プレーン」と「スモークサーモンとディル」。食事バランスも考えて、「生ハムとパルミジャーノのグリーンサラダ」も頼みました。

魅力的なデコレーションをしたお店の角に座って、雰囲気を楽しみました。実は、テーブルはタルだったんです。変わってるでしょ!

食べ物が運ばれてきて、すぐにサラダを食べてみました。ものすごく新鮮でびっくり!野菜はとても美味しいし、本物のパルミジャーノ、生ハム、生のコショウの実、ドレッシングの組み合わせは完璧でした。次はメインのコロッケ。プレーンの外はカリカリで完璧に揚がりぐあい、中はクリーミーなソースとひき肉で味付けされた柔らかいマッシュポテト。サーモンディルも美味しかったです。以前から鮭とディルの組み合わせが好きだったのですが、コロッケも味のバランスがよくとれていました。あまりにも美味しかったので、持ち帰りができると知って、「バジル」と「ボロネーゼ」を持ち帰りしました。バジルは特におススメです!

本物のクロケットをパリのおしゃれな雰囲気で食べたことはまだありませんが、日本のコロッケについて自信をもって言えることがあります。それは日本のコロッケが日本独特の食べ物に進化し、そして西冨家はその安物のコロッケを高級な食べ物に変えてしまったということです。次の季節限定のコロッケも楽しみにしています!